新月のルーンストーンイニシャルジュエリーを制作しています。

試作の段階ではわからなかったことや、わかったこともあります。

その一つが、気泡。

今回は水晶と淡水パールを販売していますが、それ以外にも色々な石で試作しています。

そして、どんなに取り除いても、ぷくぷく、小さな気泡が生じています。

作り始めた時は、レジン液か型によるものかな・・と思っていたのだけれど、

よーく観察していて、気がつきました。

この気泡のほとんどは、石たちから出ている・・と。

（ごく微小のものは制作段階で含まれるものもあります。）

石は全部天然石だから、くぼみや、小さなクラックが無数にあります。

それらに含まれている空気が、制作段階で押し出されて出てくる。

試作段階の最初はそれらがなんとか出ないように・・としていたのだけれど、

 ある時気がつきました。

ぷくぷく浮かんでいる、小さな泡たち。

もしこれが人口の、プラスチックの石だったら絶対出ないもの。

一つ一つ違う、この小さな石にできた偶然のくぼみからぷくっと出てきた小さな泡たちは、石たちの呼吸みたいに見えて。

できたストーンを光にかざしたら、閉じ込められた気泡たちも、不思議ととても綺麗でした。

むしろ気泡が全くないストーンより、あるストーンの方が、有機的な変化があって美しい。

石たちが仕上げのデコレーションをしてくれているような。

もちろん、デザインを損なうような気泡が入ってしまったものは、商品にはしていません。

遠い国からやってきた石たちの、「極東の国でルーンストーンになるなんて想像できなかったなぁ！」って言葉が聞こえてくるような、不思議な泡たち。

一緒に楽しんでくれると嬉しいです♪

Runes